顎関節症のスプリント療法と理学療法
顎関節症で器具を使って治療を行う場合、スプリントと呼ばれる
装置が用いられます。スプリントはいくつかの形や大きさのもの
があり、症状によって使い分けられます。大きく分ければ、
取り外し型や口腔内装着型、金具を用いるタイプなどがあります。
また素材も、樹脂製、金属製、ミニスプリント、組み合わせ型
など、様々なものがあります。
スプリントは、筋の緊張を減らすことと、睡眠時の歯ぎしりや
くいしばりによる顎の負担を軽減することが最大の目的です。
このため、装着は夜寝るときだけにします。スプリントを装着
したまま食事などは出来ません。また、いつでも清潔を保つ
ようにしなければいけません。日中の使用や長時間の使用は、
歯科医師の指示に従うようにします。
顎関節症に対しては、マッサージなどの理学療法も行われます。
理学療法は、筋肉の伸展、血行促進が主な目的で顎にダメージ
を受けていたり、周囲の組織の回復に効果的です。顎関節症は、
筋肉、靭帯、腱そして骨の構造をもっているため、理学療法も
有効となるわけです。自分で出来るものとしては、マッサージ、
ストレッチなどがありますが、これ以外
・温熱療法(ホットパック)
・超音波
・低周波マッサージ
などがあります。
冷湿布か温湿布が、自宅でできる有効な方法ですが、行うには
医師の指導を受けたほうが良いでしょう。氷のパックは通常、
ダメージを受けた部位に即座に使用します。これに対し、
温かく湿ったパックは、不快感などが長びくような時に使用
します。顎や顔、首筋の姿勢のトレーニング、伸張や運動も
ありますが、これも、自分で行う場合、専門医の指示に
従って行うようにします。
>>>「I.E.S顎関節症改善法」の詳細を見る<<<
当サイト人気コンテンツ
★顎関節症の症状とは?
口を開けたとき、カクンと音がしたり、食事で硬いものをかんだ時、顎がい、などの症状を訴える人が最近増えています。こうした症状が続くと、肩こりや頭痛等、深刻な・・・
続きを読む
★手術で顎関節症を治療
顎関節症の治療は、理学療法の他に、口腔外科では、外科手術が行われる場合もあります。顎関節頭洗浄手術や、顎関節を切り取る、いわゆる“骨きり”手術を行い・・・
続きを読む
★病院はどこへ?
顎関節症の疑いがある場合、いざ、病院へ行こうと思っても、病院の何科に行けばよいのか、迷うかもしれません。顎関節症は、多くは、歯並びや噛み合わせの問題が・・・
続きを読む
【その他・人気コンテンツ】
★ 歯列矯正との関係
★ どんな症状がある?
★ 様々は発症の原因がある
★ 現代人と顎関節症
★ 具体的な治療方法の紹介
★ スプリント療法と理学療法